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WinderTriple スレッド講座に参加しました

韓国のWinderTriple スレッド講座の参加者

2026年4月、韓国へ出張してまいりました。今回の渡韓の目的の一つは、糸リフトに関するセミナーへの参加です。ワンダートリプルという新しいスレッドの使用方法について学ばせていただきました。
本セミナーでは、リウル皮膚科クリニックの院長であるDr. Choi Ho Seong先生に講師を務めていただきました。Choi先生は、国内外の多くの学会でご活躍されている医師です。


WinderTriple スレッド講座の様子






ワンダートリプルの特徴について

ワンダートリプルは、カニューレ内に長く折り返した糸が挿入されているタイプのスレッドです。一般的に、長い糸を折り返して使用するスレッドは、両端に針が付いているタイプが多いのですが、本製品はカニューレ内に糸が格納されている点が特徴です。

当院では、医師による一貫した診断・治療体制を重視しており、看護師による介助がない運用となっています。そのため、挿入前の針を清潔な状態で保持・補助する体制が取りにくく、従来の両端針タイプの導入には慎重な検討が必要でした。

その点、ワンダートリプルは通常のスレッドとほぼ同様の操作で施術が可能であり、取り扱いやすい印象を受けました。

また、コグ(突起)の構造についても、リフト方向に作用する部分とサポートに寄与する部分に分かれており、全体として高い支持力が期待されます。

一方で、本製品の使用にあたっては、折り返し部分を整える際に鑷子(せっし)を使用する必要があります。この操作は滅菌手袋および滅菌された鑷子を用いて行いますが、一般的なスレッドと比較すると、感染リスクがわずかに上昇する可能性があると考えられます。
体内に留置する医療材料については、「可能な限り触れない」というのが基本的な考え方であり、この点は慎重に評価すべき要素です。


WinderTriple スレッド講座の会場


従来製品との比較

同メーカーの従来製品は、当院でも主要なスレッドの一つとして使用しており、臨床的にも十分な効果が確認されています。そのため、本製品の導入については、今後慎重に検討していく予定です。

一般的な折り返し型のスレッドは、両端針で糸が露出している構造のため、厳密な清潔操作が求められます。一方で、カニューレタイプの場合は糸が内部に保護されており、清潔性の確保に加え、挿入時の摩擦軽減や痛みの低減といった利点があります。

こうした点を踏まえると、本製品はメリットとデメリットのバランスが取れた設計であると感じました。

今回の渡韓・セミナーを通じて得た経験

今回のセミナーでは、外科系の先生方とも交流する機会があり、多くの学びを得ることができました。経験豊富な専門集団の中で意見交換ができたことは、大変貴重な経験です。

その中で、美容皮膚科を中心にキャリアを積んできた立場だからこそ持てる視点、すなわち外科的アプローチとは異なる観点から、注入治療やスレッド、機器治療を組み合わせていく治療戦略の重要性を改めて認識いたしました。
今後も、当院独自の治療スタイルを支える手技や機器を継続的に検討し、より良い医療の提供に努めてまいります。

今回の経験を、日々の診療にしっかりと活かしていきたいと考えております。







上野美律

上野 美律
銀座たるみクリニック院長

銀座たるみクリニック
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