アラガンのスキンバイブセミナーに参加しました。
院長の上野美律です。
先日、アラガンエステティックの肌育用ヒアルロン酸「スキンバイブ」の講演会に参加しました。
スキンバイブは、皮内のメソセラピーとして注入するヒアルロン酸になります。当院で既に採用しているプロファイロとは対極にある製剤特性を持つ製品だなと考えています。プロファイロは架橋すらかかっていない、水とヒアルロン酸のみで構成されていますが、きちんと肌質向上と抗炎症作用がある製剤です。
一方でスキンバイブは、肌育の製品としてはかなり架橋度も高い製剤です。なぜなら、本来「ジュビダームビスタ ボライトXC」という名称で販売されていた製品で、その時も肌育への使用を推奨していましたが、プロトコルが洗練されておらず、長く注入後のでこぼこが残ってしまったりする報告が多く、普及が進まなかった製品ですが、今回リブランドされて、同じ製剤がスキンバイブとして再出発した流れとなります。
ちなみに私は、ボライトの名称で売り出されていた頃には、浅めのシワやリップなど、ソフトなヒアルロン酸注入剤として利用していました。
プロファイロとの違いは?
プロファイロは非架橋なので、持続期間は4ヶ月程度となりますが、スキンバイブは架橋がしっかりかかっている分、長期持続性は認められており、9ヶ月程度で吸収されるそうです。しかしその分、皮膚の凹凸ができやすいリスクはあるということです。
スキンバイブは、その凝集性が皮内で異物として皮膚の細胞を圧迫・進展することで、線維芽細胞に機械的な刺激が与えられ、リジュビネーションが起こるという原理で肌育がなされます。
一方、プロファイロは架橋がかかっていないため、注入後から瞬時に皮膚内になじみ始めます。プロファイロを構成しているヒアルロン酸分子自体が抗炎症作用や線維芽細胞の活動を促進するという、薬理作用のように働くことで肌育を起こします。
そういう作用の肌育薬剤は、ビタミン、アミノ酸、トラネキサム酸、エクソソームなども古くから使われてきました。水光注射やメソセラピーとして皮膚に投与されてきましたが、代謝が早いため、治療も2週間から4週間に1度必要です。
プロファイロは4ヶ月持続することを考えると、プロファイロは、ちょうどスキンバイブと水光注射の中間のような治療だなと新たに理解しました。
スキンバイブの導入を前向きに検討
今、多くの企業から出ている皮内メソセラピーとして使う製剤は、医療機器での治療との併用によって、よりお互いの効果を高め合うというエビデンスが蓄積されてきています。複合治療も、機器同士、注入同士と分かれて考えられてきたものが、急速に融合してきましたね。
当院でも以前から複合治療を中心に行いたいと考えてきたため、今後、当院のメニューの一つとしてスキンバイブは導入を前向きに検討しようと思っています。
スキンバイブの講演会会場にて

上野 美律
銀座たるみクリニック院長
銀座たるみクリニック
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