イタリア製ヒアルロン酸、「プロファイロⓇ」と「プロファイロⓇストラクチュラ」について
院長の上野美律です。最近、プロファイロⓇストラクチュラ(この記事では、以下ストラクチュラと略します。)のお問い合わせが増えておりますので、記事にしておきます。
ストラクチュラは、私も今年度、海外と国内の学会で登壇させていただきましたが、頬のたるみと頬のへこみに対して適応があるヒアルロン酸注入材です。
現在、日本では、IBSA社とファカルティ契約をしている医師のみ施術が可能で、国内在庫も限られており、一般的に国内で治療開始されるのは2025年以降となっています。(当院でも、現時点で在庫はもう僅かとなっています。)
プロファイロⓇとは
プロファイロⓇは、皮内注射(メソセラピー)を手打ちで行う治療です。
ストラクチュラは、カニューレにて顔の側面に注入することで、ほほ全体のたるみの改善と、輪郭の修正が可能な治療です。
プロファイロⓇは、ただヒアルロン酸による保湿が皮膚に行われるだけではなく、抗炎症作用を発揮する分子量の非架橋のヒアルロン酸によって、皮膚質の改善が認められています。真皮の線維芽細胞も活性化されるため、治療を継続していると皮膚自体のアンチエイジングするということが認められています。比較的新しい製材ですが、論文もすこしずつ発表されてきています。
ストラクチュラとは
ストラクチュラは、カニューレを用いてほほのこけている部分に注入します。
しばらくするとなじんできて、ほほ全体の組織を支えることで、たるみを解消するのが特徴です。
また、プロファイロⓇと同様に、皮膚の線維芽細胞のみでなく、脂肪細胞の脂肪芽細胞も刺激することにより、若い組織に再生して、皮下組織も健康ではりのある状態にアンチエイジングしていく製剤になります。
この、「ただ注入して補填する架橋ヒアルロン酸製材の治療を超えて、組織自体のアンチエイジングを起こしながらも、顔の形状を改善する」なんてことができるようになる時代がきたことが、私はとうとうここまで来たのかと、驚愕しました。
レーザーだけがリジュビネーションの時代ではもうなくなりました。
架橋ヒアルロン酸製材だけが、たるみやへこみの治療の選択肢という時代が終わりました。美容治療の「ゲームチェンジャー」とIBSA社が自信をもっている次世代ヒアルロン酸製材が頭角を現し出しています。
ヒアルロン酸がもつ可能性
ファカルティとしていち早く、患者様の経過を拝見していますが、他覚的に見ても、本当に「自前の組織」かのような自然な仕上がりですし、患者様本人も改善した変化もちゃんと自覚されてます。
美容医療が一般的になり、多くの方が治療をうけられにきますが、その背景は様々です。ダウンタイムが長くてもいいからとにかく効果が絶大に高いのを望まれる方もいれば、その逆もあったりします。
美容のゴールラインは人それぞれですので、治療方法や製剤が増え、患者さまの選択肢が増えることは美容医療の未来を更に照らしてくれると期待しています。
銀座たるみクリニック 院長 上野美律
上野 美律
銀座たるみクリニック院長。
銀座たるみクリニック
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