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外科系スレッドリフトの最新手技 in 韓国

銀座たるみクリニック院長の上野美律です。
8月もトレーニングのため韓国に来ています。

前日は、日頃お世話になっている和田亜美先生と、明洞ショッピングと韓国焼肉を楽しみました。

亜美先生、可愛い!
研修前におしゃれなイタリアンを満喫して、研修に備えました。ここ数年、ソウルで洋食を食べることも度々あるのですが、急激にパンや焼き菓子、洋食のレベルが上がっており、日本と変わらないくらいのクオリティのお店も増えていますね。

少し前までは、韓国では韓国料理一択、でしたが、楽しみの幅が広がりました!

さて、本題のお勉強の話。
今回は、the up plastic surgery のキム・ヨンドク先生のご指導をいただきました。
形成外科医だけあって、院内は完全に外科仕様。オペ室メインで、皮膚レーザーを行う部屋は2部屋のみというクリニックです。そのため、拝見した手技はかなりスレッドとしてはアグレッシブでした。その分、痛みもかなり強い治療になるため、簡単に治療できるイメージで行くと患者様もびっくりするかもしれません。

糸を効率よく一度にまとめて3本入れられるスレッドもあるのですが、その分通すカニューレは針に通してある通常タイプではなく、顔の脂肪吸引で使用する外科用カニューレに糸を術者が装填する仕様になっていました。

カニューレはもちろん太いものになるので、麻酔も我々が通常行っている局所麻酔というよりも、脂肪吸引のときに行うような量の麻酔液を使ってしっかりと麻酔を広く深い範囲で行っていました。

麻酔そのものも痛いので、、、、患者様もがんばりどころですね。実際の患者様の場合は、希望により静脈麻酔も使うそうです。
しかし、ここまでしっかり行えばリフトアップの効果も強く出ます。どこまで患者様が行いたいのか、ニーズが合えば効率がいい治療となるなと思いました。

そして、鼻のスレッド形成も見たのですが、ヒアルロン酸と同じように鼻筋を通すためにスレッドを使用することがメインではなく、軟骨移植を行わずに、鼻柱や鼻翼を尖らせるために使うのが基本のようでした。

直後はとてもきれいな仕上がりですが、やはりスレッドは半年で溶けてしまうので、半年後の患者様の状態としては、治療直後の4割から8割後戻りしたような感じだと先生がおっしゃっておりました。
それでも大掛かりな手術を行うほどではない、通常のスレッドリフトを行うついでに簡単に鼻を整えたい、という方には良いなと思いました。

鼻筋に入れるだけならば、ヒアルロン酸のほうが1年弱持続するので良いのかなぁと思いました。
あと、鼻のスレッドに関してのメリットで言えば、血管塞栓のリスクはないことかなと思います。

今回の見学では、通常当院で行っている手技とは若干コンセプトが違うかなと思いましたが、なかなか日本で見ることができないスレッドの使用法ばかりで、知識をアップデートできるいい機会でした。
外科の施設で看護師さんと一緒にオペに入れる施設にとっては、新たな方法として検討できるかもしれません。

当院は、私一人で治療をするので、どうしても介助の手が入らないとできない治療は手が出せないのですが、ここまでできるんだなぁというスレッドリフトの可能性を見せていただきました。

キム先生、お疲れ様でした!ありがとうございます。

銀座たるみクリニック 院長
上野美律

上野 美律
銀座たるみクリニック院長。

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