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最新のヒアルロン酸 NEAUVIA（ニュービア）を使用開始しました

NEAUVIA INTENSE LVを、ほうれい線に使用してみました。
モニター患者様ではなかったので、症例写真はお見せできず、活字のみでの報告になりますが、いち医師としての見解を報告したいと思います。

このニュービアシリーズはゲルの硬度は低く、凝集性が高いのがニュービアの特徴です。また、架橋形成剤がPEGであり、BDDEのアレルギーをお持ちの方にも使える処方です。

ニュービアは凝集性（ゲルがまとまる力）が高いため、ゲルの硬さがなくても外圧によるへたりや、型崩れが起きにくいフィラーとのことで、実際はどうかと期待しておりました。凝集性が高いことと、HA濃度が26mg/mlと高濃度のため、持続期間もそれなりに期待できるのでは予測しております。そのうえ、メソセラピー製剤のように、グリシンとLプロリンというアミノ酸も含有しています。

注入後15分くらいしてくると、ふっくらとして、すでになじみ、スネコス注射の後のように肌の水分量が上がったかのように見えました。
ニュービアも、プロファイロを生み出したIBSA社と同様に、イタリアのメーカーです。硬すぎず組織になじむゲル特性が似ており、ヨーロッパ方面のゲル特性のトレンドなのかな？と思います。

もう一つの共通点としては、プロファイロ、プロファイロ　ストラクチュラと、このニュービアは、組成は全く違いますが、ただしわや組織を埋めるだけでなくて、メソセラピーの効果も持たせるという同じ方向性を向いた製品です。
メソセラピーがさかんなヨーロッパならではの薬剤特性と実感しています。

しわを改善しながら、周辺の皮膚や、皮下組織の質を改善してくれる時代が到来するなんて、本当にいい時代です。
ニュービアLV以外の硬さのものも、順次使用し、適宜報告をしていきますね。

銀座たるみクリニック院長
上野美律