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ビューティーワールドジャパン2022に行ってきました

こんにちわ。先日はビューティーワールドジャパンにざっと数時間行ってみました。
今年は、コロナ禍真っ最中の時よりは来場者も増えているようでしたが、引き続き海外企業がブース展示されていない状態のため、コロナ禍前より今年も少し元気がないように感じました。

エステ関係の展示会ですが、美容のトレンドを大きく把握するために毎年足を運んでいます。
去年から今年にかけて、セルフエステ店でお客様ご本人がHIFUを自分の顔や身体に使用することで合併症が多発しているようで、消費者センターへの苦情が多数あり、ニュースにもなっていました。
その影響で、今回の展示会ではHIFUの展示とデモンストレーションの自粛要請があったとのことです。
そのため各社「次世代HIFU」とか「HIFUに変わる~」といううたい文句で、ラジオ波の機種を大々的にマーケティングしているところが多かったです。

しかし、ただのラジオ波だと今まで10年近くエステでも使われており、何も新しく感じないため、「高周波と低周波の中間の、全く新しい~波(医学用語でもないし、ネーミングは忘れてしまいましたが)」というように、各社工夫を重ねて訴求していました。
何社かの営業さんからは、エステ業界でのHIFU販売に関して制限が行政から入る確率が高いと見込んでいるという話も出ており、今後の動向を注目したいと思いました。

エステのHIFUで、顔全体のデモンストレーションを受けましたが、出力が相当弱く医療HIFUとは似て非なるものだなぁと思いました。
私が直接治療する際は、出力もしっかりと患者様ごとに細かく設定して治療を行っていることもあり、特に差を感じました。

最近の若い方々は、医療脱毛とエステ脱毛を使い分けておられますよね。
そんな感覚で、まだたるみが少なくて医療で大きな効果を出す必要がないのであれば、エステHIFUでも満足されるのかな?医療HIFUとは異なると理解してうまく活用するといいのでしょう。

HIFUは、皮膚~皮下組織がターゲットのため、熱傷がおこる部分も深い層になるということです。
セルフエステで非医療従事者の方が使用した場合、深い層のダメージは表面の傷より治療が難しいので、個人的には安全に使うのは難しいのではないかな?と思います。

HIFU自体は本当にいい治療なので、もちろん個人的には医療HIFUのほうがいいと思って治療をしています。

今年は上記のような社会背景でHIFUをほぼ販売が難しい状態での開催となったビューティーワールドは、化粧品、特にヒトさい帯血幹細胞上清液含有の化粧品OEMのブースが特に盛況だったように見えました。

ヒト臍帯血幹細胞上清液は、当院でも濃度の濃いexotigeと濃度が薄めのNGF-37を採用しております。
有効成分の濃度と薬剤費は正比例のため、治療の目的や予算に合わせて薬剤の選択をしていただければと思って、2種類取り扱っています。

濃度が薄いNGF-37は、ダーマペンやPOTENZAでの使用となりますが、治療による炎症の引きは早く、ビタミンカクテル系の薬剤より即効性はあるように思います。

皮内注射(手打ちメソセラピー)でも利用できるexotigeは、組織の再生、真皮のリジュビネーションもしっかりおこるため、肌質をきちんと大きく改善するためには必要な薬剤です。

しかし、脂肪溶解注射もそうなのですが、薬剤の効果を中心に考える治療も今後行っていきたいと常に思っているため、採用する薬剤は常に新しいものとすこしずつ入れ替わっています。
薬剤の変更に関してはWEBサイトに更新していくので、時々チェックしてくださいね。

上野 美律
銀座たるみクリニック院長。

銀座たるみクリニック
URL : https://tarumiclinic.com/
instagram : https://www.instagram.com/g.tarumi/
電話受付 : 03-6264-1850
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