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ショッピングスレッドの最新手技 スレッド勉強会 in ソウル 報告①

銀座たるみクリニック院長の上野美律(うえのみのり)です。
8月に行われたスレッド勉強会 in ソウル。2日目はショッピングスレッドの勉強会でした。

カンナムのど真ん中にある、カンナムライン韓方医院のハ・ジンウォン院長によるスレッドリフトの応用的使用法です。

韓方は、韓国式の漢方ですが、ハ先生は韓方医と歯科医のダブルライセンスをお持ちなので、韓方処方以外に、医療行為もできるようです。

元々、鍼灸治療の置鍼の一種だと思うのですが、動物性の糸(溶ける糸)をツボに刺して長く留置する治療法があるのですが、その糸の材質を初めてPDOでできるように開発した先生ということで、糸の性質を熟知していらっしゃいます。

今回は、歯科出身でもあるハ先生の得意分野の口周りとほうれい線のショッピングスレッドと、腹部と膝のコグスレッドとショッピングスレッドを見学させていただきました。


レクチャーをいただいた、ハ・ジンウォン院長

まず1つ目のテーマは、口周りのシワ、唇の加齢による変化(薄くなる、輪郭がぼんやりする)、ほうれい線に対して、コグスレッドとショッピングスレッド、ヒアルロン酸、ボトックスを併用する治療法です。

ヒアルロン酸よりは、ボリュームが出ない分、自然に皮下から持ち上がるような仕上がりです。口周りは、唇の形、というよりは、白唇(鼻と上唇の間)の皮下組織がやせてうすくなることで、唇周りの縦じわ(スモーカーズライン)が出てきます。その皮下組織に対してショッピングスレッドをいれて、皮下を支えます。

私は唇周辺にも皮下にヒアルロン酸を注入してボリュームを取り戻す治療をしているのですが、意外と量を使うため、コストもかかることが多いので、スレッドを併用することで患者さんにとってもコストのメリットが出るかなと思いました。

痛みに関しては、ブロック麻酔も併用する治療法になるため、麻酔の痛みを我慢すれば、むしろ楽かもしれません。

ただしほうれい線に関しては、コグスレッド(スレッドリフトで使用する糸)を6本から8本使用することもあるということで、日本で行う場合はヒアルロン酸単体の治療を行うよりもコストはかかりますが、糸のほうが長持ちするそうなので治療期間を頻繁に取れない方には良いのではないかなと思います。

「体のショッピングスレッド」に関しての学びも多くあったので、その記事はまた後日記載させていただきます。

銀座たるみクリニック 院長
上野美律

上野 美律
銀座たるみクリニック院長。

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