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医療HIFU(ハイフ)の使用ショット数と、価格変更について

平素より銀座たるみクリニックをご愛願賜り誠にありがとうございます。
院長の上野美律でございます。

この度、HIFU(ハイフ)の照射方法を最新の知見を元に変更いたしました。
それに伴い使用するショット数が変わってくるため、2024年2月1日より料金も変更させて頂くことをお知らせいたします。

実質的にはショット数が増えて価格が据え置きになっておりますので、患者さまにとっては有益な改定かと存じておりますので、是非ご参照くださいませ。

以下、ショット数の変更に至った理由を記載しております。
(医学的な部分があり、少し煩雑かもしれませんので、ご興味のある方だけご閲覧くださいませ。)

HIFUも美容医療の世界に登場してから、かれこれ15年ほど経過いたしました。
近年では細胞レベルの研究がなされるようになり、治療による組織の温度変化と、それに伴ってどのように細胞が変性するかがだいぶ理解されるようになってきています。

HIFUは、強すぎる出力で照射しても、組織が火傷と同じような変化を起こしてしまいます。
火傷のようなダメージになると、瘢痕が出来あがり組織も固くなります。
将来的に糸リフトなど希望する場合にも、そのために組織の弾力がなかったり、瘢痕化したものが邪魔になると綺麗に持ち上がらない可能性もございます。

今までの当院の治療設計としては、瘢痕化を避けるために、過剰なショット数での治療にならないようにショット数を設定したうえで、出力と照射の深さをショット数に応じて調整してオリジナルの照射をしてきました。
フォトフェイシャル(IPL,M22)も、POTENZA(ポテンツァ)も含めて個人的には「ミノリ式 生焼け理論」と名付けており、同機械にて皮膚治療を行う際も、同様に考えています。

当院で採用している、「Z:」の治療のトレーニングを拝聴した際に、瘢痕化を起こしにくい出力上限のデータが出てきたため、その設定を採用するためにはショット数を増やしてバランスをとる必要が出てきました。
このために、ショット数が大きく変化させた照射方法に変更するため、料金設定も変更させていただきました。

今回最小ショット数が300ショットからになりましたが、その理由は、頬の脂肪が薄い方も安心して照射ができる、脂肪細胞を若干ですが増加させる設定値も発表されていたため、脂肪増大の治療メニューも採用することにしました。

ただし、脂肪細胞の増加にHIFUを使用する場合は、週1回で3~5回の治療が必要となります。
コストパフォーマンスで言うと、ヒアルロン酸注入をしてしまうか、プロファイロで組織を補填するほうが良いと感じる方もいらっしゃると思います。
注射治療は抵抗がある、けど、頬がこけているのが気になる、という方にHIFUが向いていると思います。

「Z:」以外のHIFUの機種では、脂肪増大のプロトコールは出てないので、ユニークな治療ができる「Z:」は、まだまだ興味深い治療メニューです。
最新の治療設計を用いた医療HIFUでの効果にご期待くださいませ。

銀座たるみクリニック 院長
上野美律

上野 美律
銀座たるみクリニック院長。

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