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解剖ワークショップ in 韓国

今年も解剖ワークショップに参加させていただけました。
今年はアサン大学が会場でした。とても広い大学と病院の敷地です。桜が綺麗で満開で、今年のお花見はここになりました。

講師の先生は、

Dr. Giwoong Hong

SAMSKIN Plastic Surgery代表院長
・医学博士 形成外科専門医
・大韓最小侵襲研究会 学術理事
・国際皮膚美容研究会 会長

Dr. Seungmin Oh

GangnamON clinic代表院
・ソウル大学医学部卒
・ソウル大学病院 臨床講師
・大韓レーザー皮膚毛髪学会 主席学術理事

日本で翻訳されている『スレッドリフトのセオリー(監訳:鈴木芳郎先生、飯尾礼美先生)』の原書である「The Art and Science of Thread Lifting」の著者

とても豪華な講師陣です。

注入治療をメインにした解剖ワークショップが多かったですが、今回は完全にスレッドリフトのための解剖ワークショップで、注入とはまた違う視点で顔の構造を考えて整理することができました。

スレッドは完全にブラインドの施術(切開して直接、術野を見ながらできない手術)のため、解剖学的な構造を想像しながら、糸を入れていきます。

どのレイヤーにどんな糸を入れるべきか、を検討するわけなのですが、解剖学でいう理論と実際は違うなっていう事も、ここ翌日の施術見学で多くの先生がまた感じたのが、体験しないとできない気づきでした。

実際の人体で行う治療は、出血、痛みも伴うため、理論的に良いと考えられるレイヤーに必ずしもアプローチできない部分も多いのです。

これは、ジェル状の注入剤治療と大きく異なる点です。
注射で入れる場合は、自然拡散する現象も利用できるし、個体のコグスレッドのようにトゲトゲしてないので、周辺の組織を傷つけることもないので、出血や痛みの経過も違います。

こう言ってみると当たり前のことなのですが、日頃は治療に集中してしまい、あまり考えない要素を思い返す時間になりました。
そのほかにも、実際の施術と解剖学的な部分をより比較しながら考える引き出しを増やせました。
さらに治療の方向性を細かく考えられるように成長したいです。

上野 美律
銀座たるみクリニック院長。

銀座たるみクリニック
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